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家の近くに貝が拾えるところがあり、栃木には海があったと聞きましたが、本当ですか。
栃木県藤岡町 Y.kさん
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約5,500年前の縄文時代前期は、今よりも気候があたたかく、海面が約10m高いところにありました。そのため、東京湾が栃木県の野木町や藤岡町の近くまで入り込んでいました。その付近から見つかっている貝塚の貝を調べてみると、海でとれるアサリやカキも見られますが、海水と川の水がまじりあうところに多いシジミがほとんどです。ですから、浜辺というよりも河口に近い場所であったと考えられます。このホームページには、藤岡町の篠山貝塚と野木町の野渡貝塚が「栃木県の遺跡」に紹介してありますので、見て下さいね。 |
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