イメージ 栃木県埋蔵文化財センター Tochigi Archaeological Reserch Center
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埋蔵文化財センターでは、出土遺物の保存処理を行っていますが、それ以外のものに関しても保存処理を行っているのですか?たとえば、屋外にある建造物の保存環境について研究してはいないのでしょうか?屋外の建造物などは、虫害や雨・風の影響を受けやすいのだと思います。栃木県には日光東照宮という文化財もありますし、屋外にある重要な文化財への対応について知りたいです。

栃木県宇都宮市 M.hさん

出土遺物以外のものも、石造物について保存処理を行ってます。いわゆる、石碑・五輪塔・多層塔などです。建造物については、保存環境の勉強はしておりますが、保存修復には建築学などの知識が必要になります。木造であれば、木材についての知識が非常に重要になります。ですから、直接こちらでは建造物の保存修復は行っておりません。そういった話が有った場合は専門の先生を紹介して、保存または修復を行って貰います。また、話は変わりますが、国指定の文化財は文化庁が対応します。センターで対応するものは県指定の文化財になります。もちろん市町村指定の文化財も対応しております。
 最後に、建造物は、何かしらに使っていればそれなりに持ちますが、使用していないと傷みは早くなります。もちろん、間違った使い方をしていれば話は別です。

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